京都・清水寺のご利益について
京都といえば、真っ先に「清水寺」を思い浮かべる方も多いと思います。
有名なのは「清水の舞台」ですが、敷地面積は13万平方メートルと広大で、清水の舞台以外に見どころがたくさんあります。
今回はこちらのお寺とそのご利益について紹介します。
お寺の概要
清水寺は奈良時代末の778年の開基で、山号は「音羽山」といいます。
京都、音羽山の中腹に位置し、その名前の由来となった清水は今でもこんこんとわき出ています。
境内にはその清水が作る「音羽の滝」もあり、霊泉として訪れる人の多い場所です。
敷地面積は13万平方メートルと広く、境内には国宝や重要文化財を含む伽藍が配置されています。
中でも有名なのが「清水の舞台からとびおりる」という慣用句の起源といわれている本堂の大舞台。
こちらのお寺には行ったことのない人でもTVなどで見たことのある人が多いと思います。
また、ご本尊は「十一面千手観音菩薩」。
そのためこのお寺は京都の人々より「清水の観音さん」と呼ばれています。
本尊は秘仏とされ、一般公開はされていませんが、33年に一度ご開帳が行われます。
近年では平成12年に御開帳され、その際は大勢の観光客でにぎわいました。
ご利益について
清水寺はツアーや観光バスのルートにもなっているので、京都観光があればほぼ確実にルートになっていて訪れる方も多いのですが、せっかくお寺に行くなら、きちんとお参りして、そのご利益ももらってきましょう。
ご本尊の千手観音は、千の力を持つ観音様であるといわれています。
普段は私たち身の回りの物に姿を変えて、人々の救済を行っている仏様です。
観音様は人々をあらゆる災厄、困難から救ってくれる仏様であるといわれています。
なので、お参りをすることによって、自分の悩みを解消してくれるとも言われています。
良縁祈願、家内安全、交通安全、運気上昇など、そのご利益は無限大なのだそうです。
また、境内にある「音羽の滝」は、水が3筋に別れて流れており、その水を飲むことで、それぞれ学業成就、恋愛成就、延命長寿のご利益があるといわれています。
でも、3つすべての水を飲んでしまうと効果がなくなるといわれ、何事も欲張ってはいけないという戒めになっています。
また、境内には「首振り地蔵さん」というお地蔵様もあります。
この地蔵は首がくるくる回るように作られていて、首を回しながらお参りすると、お金が良く回り、商売が繁盛するといわれています。
まとめ
有名な京都の清水寺は、ぜひただ単に訪れるだけではなく、きちんとお参りして、ご利益をいただいてくることをお勧めします。