今宮神社は玉の輿神社~効果やご利益とは
京都にある今宮神社は、別名「玉の輿神社」といわれるほど、有名な玉の輿のご利益がある神社です。
今回は、今宮神社と、そのご利益の効果についてご紹介します。
神社の概要
出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8e/%E4%BB%8A%E5%AE%AE%E7%A5%9E%E7%A4%BE3.jpg
京都の紫野に鎮座する今宮神社は、平安時代、疫病に苦しむ人々を救済する目的で建立されました。
朝廷によって建立された今宮神社は、天皇家や幕府、武将、一般民衆など様々な人々から信仰を受けた神社で、古くより立派な社殿を持つ神社であったといわれています。
戦国時代に焼失し、一時衰退しますが、後年、その姿を見かねた豊臣秀吉が神社を再興したと伝えられ、古くより権力者たちからも注目されていた神社であると言えます。
また、江戸時代に入ると、玉の輿のご利益がある神社として有名になり、大勢の一般人が参拝に訪れるようになりました。
その信仰は現在まで続いており、今でも玉の輿を願う若い女性の参拝客を見かけることができます。
玉の輿のご利益とは
それでは、なぜ、今宮神社が「玉の輿神社」と呼ばれるようになったのでしょうか?
それは、江戸時代の西陣に住んでいた「お玉」という女性に由来します。
お玉は西陣の八百屋の娘として生まれました。
お玉は努力の末、大奥に入ることができます。
そして、大奥で働くお玉の姿が、時の将軍、徳川家光の目に留まり、家光の側室になりました。
側室になったのち、お玉は後に5代将軍となる徳川家綱を生みます。
お玉は八百屋の娘からトントン拍子に出世し、将軍の母にまでなった、まさに「玉の輿」のお手本みたいな人物です。
そもそも「玉の輿」という言葉自体が、お玉の名前に由来しているとも言われています。
そして、そのお玉がお参りに通っていたといわれるのが「今宮神社」で、お玉が得られたご利益にあやかって、江戸時代より玉の輿を願う人々に信仰されるようになったというわけです。
「玉の輿神社」と呼ばれる今宮神社は、もともとは疫病を抑えるために創建されたので、健康祈願や長寿祈願のご利益もあります。
ですので、今宮神社に参拝することにより、健康で長生き、さらにいいご縁に巡り合えるという効果が期待できます。
また、神社には玉の輿のご利益にちなんだお札やお守り等も売られているので、より強いご利益の効果をえたいなら、ぜひ購入してきましょう。
まとめ
京都の今宮神社は、八百屋のお玉が将軍の母にまで出世するというほど、強いご利益の効果が期待できます。
婚活に励んでいる方、なおかつ「玉の輿」に乗りたいという方はぜひチェックしておきたい神社ですね。